4月6日 火曜日  【福山→高松】


 朝の10時にチェックアウト。しかしなんといってもやることがございません。

仕方がないので、健康ランドの目の前のイトーヨーカドーに行って、1リットルのオレンッジジュースとおにぎりを買って、
近くの公園へ行きました。


「バラ公園」というなんともお洒落な公園なのですが、時期がマズかったのか、一輪も咲いておりませんでした。


  
            すっげー地味



ベンチに座り、おにぎりを食べる僕。

とてもダメな感じがします。


周りにもダメそうな人しかいません。



              よくある風景




      寄ってきてくれるのはおまえたちだけだよ。




そんな空間に、30分くらいすると自転車に乗ったおじいさんがやってきました。

するとどうでしょう!

公園内のハトがいっせいにおじいさんめがけて移動し始めます。

おじいさんはハトたちにエサをあげだします。

ハトだけじゃなくて子供も寄ってきました。

きっと公園じゃ有名なハトじいさんなんでしょう。




        よく見ると頭の上にも乗ってるYO!




なんて平和な時間なんでしょうか。


オイラはベンチに寝そべり、ポケットラジオを聞き始めますが、朝なもんでロクな番組がやってません。

しょうがないので、永六輔の番組を聞き始めます。



「早く吉田照美のやるマン始まんねぇかなぁ。。

   リオのカーニバルがどうして始まったのかとか興味ないよ。。

      おれはこのまま夕方までダメな人生を過ごしていくのか。。」



と、グダってるとバイク屋さんから電話が!


まだ11時なのに、修理終わりましたコール!!

YAMAHAすげぇ!!!


意気揚揚と急いで行ったところ、どうやらテールランプも切れていたようで、

ってことは、オイラは前も後ろも無灯のまんま暗い道を走行してたわけで、ちょっと恐ろしくなりました。



出発の準備をしていると、修理してくれたおじちゃんに、「ツーリングですか?」と聞かれ、

「いいえ、一人です。」って答えてしまった自分。


ツーリングのツーってのは数字のツーじゃないって帰ってきて知りました。

恥ずかしい男。


そしてそろそろ出発しようかなと思った時、オイラはこの後、「しまなみ街道」ってのを渡って四国に行くつもりだったんですけど、

いまいちその道路がどこにあるのか分からなかったので、おじちゃんに道を尋ねたところ、



「しばらくこの道をまっすぐ行って、大きいマンションが見えたら曲がれ。」



うわー。超アバウト。

なにはともあれ、YSP福山さん、お世話になりました。



で、この「しまなみ街道」ってのは、岡山と四国の間にある、小さな島々を通っていくんですね。

島と島がそれぞれ橋でつながってるんです。



      こんな感じで四国まで。



全長が約80キロなんですけど、一番最初に払う通行料が、「大型車250円」、「特大車580円」とかに混じり、



              「原付10円」


だったらいらないんじゃない?って感じですが、レッツスタート!


しばらく走ると、「車用」と、「歩行者、自転車、原付用」の道に分かれるんですが、「車用」の道は分かるんです。

このままおっきい道を走ってればいいだけだから。


だけど、オイラの行くべき道路が全然みつからないんです。

ヒントとなる標識は出てるんですよ。



               画面ど真ん中。 
  

                 アップ↓



                こんな感じ


 
だから、この標識を目安に進んでいけばいいんですが、問題なのは、看板左下の「1.1キロ」なのです。

普通なら、1.1キロ先に橋があると思うじゃないですか。

っていうかそれが標識じゃないですか。


だのにこいつらは、1.1キロ進むと、次の看板が出てくるんです。

つまり、この看板から1.1キロ以内はまったく看板がないのです。

1.1キロ進むと、また、「橋まで○○キロ」って出してくるんです。

詐欺なんです。

までまで詐欺なんです。



しかも1.1キロならまだいいほうで、2キロ3キロとかまで出てくる始末。

迷ったらどうするんだよと嘆きたくなりますが、

結局のところ、橋までの距離が全くわからないという素敵な道しるべ。



そのうえ、この原付・自転車・歩行者用の橋の入り口っ!

普通さぁ、橋の入り口っつったら、島なんだし、海岸沿いにあると思うじゃないですか。

なのに、なにこれ。




橋の入り口なんですが、この位置から右を見ると、




左を見ると、





ものすごくヘンピな所にあるんですよ。素直に見つかるわけがありません。



そして道路はものすごく細いのです。



            原付で道幅ギリギリ。



で、この道(橋)を走って海を越え、次の島に行くわけですが、毎回毎回お金を取られるんです.



              っつっても無人。
 



                 アップ。



で、お金を入れて次の島に行き、島を走り、また橋を渡り、お金入れて、、の繰り返し。

さすがに後半50円玉がなくなってきたので、100円入れては次の橋は入れないで、、みたいにやり過ごしました。


しかも、島の中を走るとき、車用の道ってのは、島の真ん中をバババーーーッってつっきるように作られてるんですね。

焼き鳥でいうとこの串でございます。

だのにウチら用の道ってのは、なぜか延々と島の淵を走らされるのです。

ひとふで書きしてるみたいな感じですよ。

すげー遠回り。



             いいなぁ、車は。



さらにさらに、とにかくすげーとーいんです。四国まで。

橋を渡っても渡っても着かないの。島も意外とでかいし。


だのに、橋の所々に、


「瀬戸内海を歩いて渡ろう♪」


なんて書かれた、かわいらしい絵の看板が出てくるんですね。


原付ですらこんなにかかってんのに、歩いてなんか行けるのかよ!!??

と、そん時は思っていたのですが、先ほど調べてみてびっくりました。







絶対イヤ。。



後半に続きまーす。




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